
『地震特集』~高層マンション・高層ビルは地震に対して安全なのか?~NO2
前回の続きです。
もし、地震で建物の固有周期(ランドマークタワーの場合6秒)と
同じ周波の波(6秒)が発生した場合、共振という現象が起こります。
2003年の十勝沖地震の際、苫小牧の石油タンクのふたが想定外の
長期周期の振動により破損し、大火災が発生しました。
この事件は建築の専門家に大きな衝撃を与えました。
なぜかというと、現在建っている高層マンション・高層ビルの
ほとんどが長期周期による振動の増幅を想定して
設計されていないためでした。
ある専門家は、今回のような周期は想定されておらず、
また、高層ビルは歴史も浅く、まだ一度も大地震の洗礼を
受けていないので、地震が発生した場合「どのような現象が
起きるのか?実際はよくわからない」
というのが現実であると述べています。
すなわち、免振構造や制振構造など最新の技術で設計された
建物でも、けっして地震に対して安全とは言い切れないと
いうことです。これらの事実を踏まえ、速やかに地震時における
長期周期の建物への影響について、もっと、積極的に研究すべき
であると考える専門家は多数います。
しかし、
すでに建設されてしまっている建物に何が出来るのか?
非常に難しい問題だと思われます。
つづく
次回は『耐震偽造よりもはるかに恐ろしい問題』というテーマーでお話します。