
【飛行機も止めてしまう!蜘蛛の糸の驚異!】
~芥川龍之介の小説「蜘蛛の糸」に学ぶ!~
「蜘蛛の糸」は驚異の新素材!
蜘蛛の糸といえば、芥川龍之介の短編小説「蜘蛛の糸」を
想い浮かべます。この小説は1918年(大正7年)に、
雑誌「赤い鳥」に子供向けの短編小説として発表されました。
ここで、本題に入る前に、小説「蜘蛛の糸」の
簡単なあらすじをお話します。
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■あらすじ
カンダタは生前は人を殺したり、家に火をつけたり、
いろいろな悪事を働いた大泥坊でした。
そのため、地獄の底に落とされしまいました。
しかし、生涯で一度だけ善い事をしたことがありました。
それは小さな蜘蛛を助けたことでした。
ある日極楽の蓮池を歩いていた御釈迦様は、
このカンダタが蜘蛛を助けた事を思い出し、出来るなら
地獄の底から救い出してやろうと考え、
一本の蜘蛛の糸を遥か下にある地獄へおろしました。
極楽から蜘蛛の糸が下りてくるのに気がついたカンダタは、
蜘蛛の糸をつたって、地獄から何万里もある極楽へ上がり始めました。
ところがふと下を見下ろすと、数限りない罪人たちが
まるで蟻の行列のように何百・何千と、自分がのぼった後を、
一心によじのぼって来るのに気がつきました。
このままでは糸は重さで切れて、落ちてしまう!
そこでカンダタは「こら、罪人ども。この蜘蛛の糸は己(おれ)の
ものだぞ。お前はたちは一体誰に尋(き)いて、のぼって来た。
下りろ。下りろ。」と喚きました。
その途端、蜘蛛の糸はカンダタのぶら下がっている所から、
ぷっりと音をたて断(き)れました。あっという間にカンダタは
再び地獄の底へまっさかさまに落ちてしまいました。
御釈迦様は極楽からこの一部始終をご覧になっていました。
自分だけが地獄から抜け出そうとするカンダタの無慈悲な心が、
御釈迦様には浅ましく思われたのでしょう。
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さて、お気づきのように、実は蜘蛛の糸は「重さ」で切れたのではありません。
人間の浅ましい無慈悲な心で切れてしまいました。
蜘蛛の糸はカンダタはもちろん、何千人の罪人が摑まっても
切れない驚異の素材であることを、実は芥川龍之介は
作品発表時(1918年)に既に知っていた事になります!?
一本の「蜘蛛の糸」の直径は、人間の髪の毛の僅か
何分の一です。それなのに蜘蛛の糸は大きな昆虫が
飛んできても、衝撃を吸収して切れません。
もし、蜘蛛の糸で直径12ミリのロープを作れば、
ジャンボジェット機でも止めることも出来る
と言われています。
しかし、蜘蛛の糸の分子配列は科学的にわかっていても、
蜘蛛がどのようにしてこのような高強度の糸を作れるのか?
はいまだに謎です。
現在も世界中の専門化家が、何年間も
蜘蛛の糸の不思議について研究していますが、
未だに、蜘蛛の糸のような素材を作り出すことは出来ていません。
まさに自然が作り出した驚異です!
終わり