
【トラブル事の交渉!相手を納得させる為のヒント! その5】
~「聞く」と「聴く」の違い!聴くだけで100万円!~
人の話を聞くには、時には大変なエネルギーが必要です。
まず、人は疲れているときには他人の話を聞けません。
また、自分に心配事があるときも、人の話は聞けません。
自分と利害がない話は聞けますが、
自分と利害がある話は聞けません。
たとえば、1時間、人の話をただ聞き続けることは、
非常にエネルギーが必要です。仕事が終わり、
自宅へ帰った場合を想像してください。
(大切な事とは理解していても、
皆さんも経験済みだとは思います
が、奥さんとの会話はエネルギーが必要です。)
「聞く」と「聴く」とはまったく意味が違う、
と言うことを理解することが大切です。
「聞く」はただ物理的に音を耳で聞くことです。
しかし、「聴く」とは耳は勿論のこと、「心」で聞くことを意味します。
次に、「聴く」ことの大切さを教えてくれるエピソードをお話します。
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【エピソード2】
「日本一の便利屋」右近勝吉さんはご自身の著書
「平凡な私が月300万円稼ぐ7つの理由」(東洋経済新報社)で
次のような経験を紹介しています。
『ここ数年で最も増えた依頼は「一緒に食事をしてくれ」
「はなし相手になってくれ」という依頼です。
多い月は依頼件数の半分近くがこの手の内容です。
ある日「ちょっと話がしたいのですが」という女性からの
電話がありました。右近さんは早速女性の自宅を訪問し、
1時間ほど話を聞きました。すると帰りがけに
帯封のついた100万円を渡されました。
その女性は70歳前後の一人暮らしをしている方でした。
質素なアパートに住み、とてもお金持ちには見えませんでした。
その後も依頼があり、その時もまた、100万円を
手渡そうとしたので「この間、十分なお代をいただきました
から、きょうは結構です。」と受け取るのを遠慮しましたら、
それ以来、女性からの依頼はありませんでした』
この世の中に、1時間話しを聞いてもらうだけで、
100万円を支払う価値があると思っている人が、
現実にいる事は大変興味深い話です。
「聞く」だけでなく、「聴く」を心がけることは、
相手とのギャップを埋める重要な第一歩になります。
つづく
次回は
「説得」ではなく「納得」させて決める!
というテーマでお話します。