
【頑張りすぎる債権者!】
家賃滞納者の方との交渉は最初に自分自身が冷静になり、
今後の展開をイメージすることが非常に大切になります。
自己をコントロールできず、感情的になり相手を一方的に
追い詰めすぎては逆効果ななってしまいます。
まず、交渉事の基本は自分自身の肩の力を抜き、
体も心もリラックスすること(構えすぎないこと)が大切です。
わたしは、この人には人との交渉は無理であろうと思われる
専門家や大家さんを多く見かけます。そのような人々は
法律論や正論のみで、ただ
あなたが悪い!早く家賃を支払ってくれ!
と一方的に言うのみで、相手の立場や考えを理解しようとしません。
滞納者といえども相手の立場を考え、
相手を追い詰めすぎないことが大切です。
そして、常に相手とは、今後の交渉の余地を残しておくことが
絶対原則です。まず相手を交渉の場に引出し、あなたの将来を
一緒に考えるという姿勢を伝え、相手の心に入り込めば、
トラブルの交渉はスムーズに動き出すことが度々あります。
次に、相手を追い詰めすぎたわたしの失敗例をお話します。
■実例2
わたしが家賃の集金管理をしていた物件の
滞納者Bさん(50歳男性)の話です。
Bさんは当初から入居を非常に急いでいました。
通常このように入居を急いでいる場合トラブルになる可能性は
高くなります。しかし、空室期間も長く、家賃も5万円と安く、
Bさんの人柄も決して悪くないと判断したので、
多少の不安はありましたが賃貸契約を結びました。
しかし、予感は当たり、数ヶ月後にはさっそく家賃を
滞納し始めました。わたしはどんな滞納者でも、初めは
本人の言い分を一度は必ず聞いて信じることにしています。
でも、Bさんは当初からわたしとの約束を数回にわたって
破りました。その為、わたし自身も少し感情的になって、
Bさんの自宅を夜訪問しました。
その日、わたしはBさんと今後のことについて話し合いましたが、
まったく埒があかないため、わたしはその場で連帯保証人
であるお母さんに連絡を入れました。
会話を聞いていたBさんはしばらくすると目がすわりだし、
やがて台所にろうそくを立て(理由はわかりません)
出刃包丁を持ち出してきました。(わたしを刺そうと思ったのか?
自分自身を刺そうとしたのか?わかりません)
その場はわたしが冷静でしたので大きなトラブルにならずに
済みました。わたし自身が身構えすぎて、
相手を追い詰めすぎた失敗例です。
しかし、言うべき事はしっかり言う。基本は強気です!!